‘elseとは

1992年結成。下北沢を中心にライブ活動を行う。当初はギターポップ系のありきたりなバンドであったが、1997年リリースのアルバム「DEVIL’S GIRLFRIEND」からはパワーポップやガレージロック色の強い、攻撃的なサウンドで独自のスタイルを確立。インディーズシーンにおいて人気を博し、1998年にテイチクより「”666″」でメジャーデビュー。1999年以降はラウドロック・パンク的要素も取り入れるなど新たな一面を見せた。2001年にはインディーズからベストアルバム(カバーアルバム)をリリース。2002年にはニューアルバムのレコーディングが行われたが、メンバーの納得のいく出来ではなかったためお蔵入りに。新譜のリリースが待たれる中、2003年3月、ボーカルの河村が「音楽活動に向かう意欲が急激になくなった」旨のコメントを残し、突如解散した。

wikipedia 2018/09/02の情報

解散

私が記録しているデータ上では、vo.河村裕子さんが2003年4月16日にオフィシャルサイトで発信した解散情報。

メディアやレコード会社からの発信ではなく、オフィシャルサイトのこの発信により、’elseが解散した事をファンが知る事となりました。

‘elseファンの皆へ

’03年3月17日にエルスは解散することにしました。1ヵ月近く事実を皆に伝えていなくて、すごく申し訳なく思います。けど、どう伝えていいか言葉にできなかったのが正直なところです。

解散の理由は細かいことはいろいろあるけど、ヒキガネになったのは、はっきり言って私です。
19からエルスを始めて、ずっとエルス中心の生活をしてきて、それがあたりまえで、いつもバンドのことばかり考えてきたけど、それが急にできなくなってしまった。
皆に聴かせたい新曲は沢山できていたし、メンバーの仲が悪くなった訳でもない。私のバンドに対する気力が、自分でも怖いくらいに急激になくなってしまった。こんな事は一時的な事だと思いたかったけど、そうではないってことが自分でわかってしまっています。人に寿命があるみたいに、私のバンドへの気力にはきっと寿命があって、きっとその時が来てしまったんだと思う。
本当だったら最後にライヴをやったりするのだろうけど、こんな死んだ状態で皆の前に出て歌っても、何も感じてもらえないだろうし、自分でもそんなライヴはやりたくない。他のメンバーもそうだろうし、何より皆に失礼になるのでやりません。
絶対に一つ言えるのは、これまで音源化したエルスの曲全てに誇りを持っています。これからも何度でも聴いてもらいたいくらい….. 。

ユウイチとハチとは高校生の時から、牛とは7,8年もの間ずっと毎週欠かさず顔を合わせて、スタジオに入って、バカっ話しをして、エルスの活動の中でいい事も悪い事も、世話をやかされた事も沢山あったけど、最後には私が一番迷惑をかけてしまったし、心配させてしまったな。
これから私がどうなるのか今は分からないけど、エルスの他のメンバーは皆味のある良いプレイヤーで、最高の曲を作るセンスを持っています。これからも音楽をし続けて活躍する場面があると思う、その時は皆にもぜひ応援して欲しいと思います。

エルスの曲を聴いてくれた人、ライヴに来てくれた人、最後まで手伝ってくれた、心配してくれたスタッフの人に感謝しています。そして誰よりもこの文章を読んでくれているエルスマニアの皆に、言葉にならないくらい感謝しています。 11年もの間エルスをやったことにまるで後悔はありません。本当にやってよかった。
エルスを応援してくれてどうもありがとう。

2003/04/15 ‘else vo&g 河村裕子

discography

[ALBUM]Come Clean

  • 2000年3月23日
  • TECN-28610

01.Come Clean
02.Unclean
03.Cutter
04.EXIT
05.Never gonna stand in my way
06.Supersucker from the modhouse
07.The Slider
08.Icecream Man
09.Muddy Water
10.Lemmy
11.Waiting for the blackout
12.Sugar Tooth

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